工学技能訓練センターの紹介
大連理工大学工学技能訓練センターは1999年に創立し、2006年に中国実験教育示範センターと認定され、中国でトップレベルの規模と設備台数を誇る訓練センターである。全校17学部の29専攻に向け機械実習を行っている。参加者数は在学者数の約72%、面積は12000m2、設備台数は1000台以上、5.8億円の資産総額に相当する。訓練項目は110種を超え、毎年約3500-7000名の学部生が実習し、年間授業時間数は約42-45万時間である。
実習教育は主に、機械切削加工、最先端生産技術体験、溶接と塑性加工、材料成形技術、電子(電気)回路制作と環境保護に関する自由創造などの6項目を中心に実施されている。合計463hの授業時間数、112個の実習テーマがある。ハンマ、充電器、想像力が溢れる鉄鋼芸術品などを作り、CADによるNC工作機械の使い方などを学び、学生はこの実習において、講義で学んだ加工技術や工作機械に関する理論を実際に応用する方法を、体験を通して学ぶことを狙っている。エンジニアとして理論だけではなく、生産技術の応用や実験能力も備える人材を育成するのは目標である。モノづくりの楽しさを味わいながら、素晴らしい作品もたくさん作られた。教育理論も研究し、2007、2008、2014年度はそれぞれ「大連理工大学優秀科目」、「中国大学優秀科目」、「中国優秀資源共有科目」と認定された。
「現在工業の主流技術を追う」との原則で、設備の充実に力を注いて、中国一流な機械実習教育条件を備えている。優良な雰囲気、現代工場のような環境、なお、たくさんの一般機械と先進技術設備は多様化、系統化に整えてきた。たとえば、各センターには、NC旋盘や、特殊加工、ラピッドプロトタイピング、ロストフォーム鋳造システム、数値制御パンチング、先端溶接、プラスチック成形と加工、FMSフレキシブル生産システム、MTSメカトロニクス教育システム、PCB/SMT電子回路基板生産技術演習システムと、三次元測定器などの様々な精密測定装置が完備している。センターには、200台以上のパソコンと幾つかのメディア教室があり、豊富なインターネット教育資源とネット管理システムもできている。
センターには専任職員47名がおり、その中に専任教授が一名、準高級以上職名を持つ人は9名がいる。また、6名の兼務教授がいる。工場の担当者、梁延徳教授は「第六回国家級教育名師賞」を受賞し、全国実習教育の分野でこの賞を授与される第三名の教師である.近年、修士9名、博士3名を採用し、教員チームを充実した.今、教職員の中に中高級職名を持つ人(高級10名、21.3%;中級12名、25.6%)が46.9%、学士以上の学歴を持つ人(26名)が55.3%を占めている.それ以外に、在籍教師の3人は今、博士号を取得するために勉強中です.また、教員チームは「2010年度遼寧省優秀教育団体」賞を獲得した.
私たちは特に大学生の革新と実践活動の展開を重視している。系統的な革新実践教育コースを設置し、比較的に整っている政策と制度を制定した。また310㎡の開放的な機械革新製作実験室を持つ大学生機械革新実践基地を創立し、大学生が課外の科学技術の革新と実践活動を展開するためによりよい学習環境を提供している。多数の特許出願と一連の競技成果を上げた。
社会貢献について、大連理工大学だけではなく、大連市ほかの大学の実習課程、政府の職業技能訓練なども行っていて、中国東北地方の重要な工学技能訓練センターである。今後も理論と実験的な能力を備えた人材を育成する目標に向かって、さらなる努力を続けて行きたいと存じる。